田中 律子

たなかりつこ

プロフィール

1972年 東京都生まれ・千葉育ち
     短大卒業後、メーカー勤務を経て、保育士として公立保育園勤務。

2000年 結婚し練馬区へ。長女誕生後、約10年間専業主婦。
     雑誌「婦人之友」の羽仁もと子に惹かれ友の会会員として活動。

2011年 三女を保育園に預けヤクルト外交員の仕事を始める。

2013年から認可保育園で8年間非常勤勤務。
三女が中学生になるのを機に常勤勤務になる。
夫と娘3人の5人家族。


地域活動等
関町ちぐさ幼稚園 母の会会長、練馬区立関町小学校 PTA代表
練馬区立石神井西中学校 PTA会長 などPTA役員を経験。
中学ではPTAに対する負担感を軽減するため、サポーター制の導入や互選会の廃止などの改革を行う。
家庭訪問型子育て支援ボランティア HS・はっぴぃ練馬オーガナイザー。
長年の保育士経験から、子どもを取り巻く環境改善の必要性を感じ「親子の笑顔をふやす会」を立ち上げる。

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田中律子 私の思い

区議を目指したきっかけは何ですか?

子どもが通う小・中学校のPTA会長として活動する中で、学校の様子や先生方の大変さにふれ、また、保育士の仕事を通し、主に制度面で「こうなればよくなるのに」という思いが常にありました。

そんな中で起こった、2020年のコロナ休校。

子どもたちの日常が突然奪われたことに強い憤りを感じたのと同時に、政治は生活と直結していることを実感しました。子どもたちにタブレット端末を整備する「GIGAスクール構想」などの政策も、実現されなければ意味がありません。実現するか否かは地方自治体の対応によることも改めて知り、区議をめざすきっかけとなりました。

保育士の配置基準の見直しや待遇改善について

保育園を新設し待機児童を減らすことだけに注目された結果、保育士は人員不足により疲弊し、長時間保育園で過ごさなければならない子どもたちも疲弊しています。

また、保育園は国や地方自治体からの補助金により運営されていますが、その判断基準は子どもの人数や規模のみで、保育の中身は見過ごされているのが現状です。財政面でも、保育園経営は苦しく、保育士の賃金は上がりません。

さらに、保育士の仕事は、発達支援や家庭支援など多岐にわたるため、保健センターや子ども家庭支援センターと情報共有し、就学前には学校も交えて支援していけるような協力体制が必要です。

国の法律で定められている保育士配置基準が緩和されない限り、保育士はゆとりのなり環境の中での保育を強いられています。事故や虐待から大切な子どもたちを守るという意味でも、保育士の配置基準の見直しや待遇改善は必須であると考えています。

子育て中の保護者に寄り添い、きめ細かな支援を

2022年から、練馬区内で乳幼児がいる家庭に研修を受けた地域の子育て経験者が訪問して子育て支援を行う「ホームスタート事業」を立ち上げました。

活動していていて思うのは、「自ら助けを求めることができる人には寄り添うことができるけれど、そうでない人には気づきにくい」ということです。自らが助けを求めることができない人にこそ、公助が必要です。子育て中の保護者一人ひとりに寄り添いながら、きめ細やかな支援を行なっていきたいと思います。